人生日記 la vita e bella

毎日のひきこもごもについて綴ります

青春。

今日は関西は朝から高確率の雨と予報されていたにもかかわらず

ムスコのクラブは朝から1日中

中学校から10キロは離れたところで試合があり

若い彼らは自転車で行くことに決まっていました。

 

『どないやって行く気!?』と

おせっかいを承知の上で聞くと

『どーーにかなるって。たぶん...』と

さすがのムスコもその場所を知ってるだけに曖昧な返事。

 

わたしもそして偶然にも主人も仕事が休みということもあり

先生に訊ねてみました。

すると

彼らの自主性を尊重したくて今回も自転車での移動を決めたものの

流石に今回は半信半疑でどないしよか、どないしよか、

保護者に言おうか、けれどコロナのこともあるし

これで感染したら...ああーーーーーーどないしよーーーと

考えていたら前夜となってしまい...というくだりで

涙マークスタンプ連発の返信を受け取りました。

 

先生お一人にあの人数を

しかも大雨の中自転車で引率とはあまりにも酷すぎます。

車内NOおしゃべりにしたら大丈夫ですよと

まぁ絶対に無理なんだろうけど、そう返事をし送迎を引き受けました。

 

主人と私は朝早くから集合場所である中学校へ

特に私は慣れない主人の車でヨロヨロ運転で駆けつけました。

ヨロヨロになることわかってて、よくもまぁ勝手出たなと呆れ顔の主人。

あはは。

 

キャプテンの生徒さんが号令をかけ

みんなを円陣になるように支持し、私たちに

『今日はありがとうございます。よろしくお願いしますっ!』という

気持ちのいい挨拶をしてくれました。

 

私が運転する方は7人乗り、主人が運転する方に6人。

残りの生徒さんたちは先生の車に分かれて出発することになりました。

車に乗り込むと

桜の木の下に6,7人の女の子たちがこっちを見ている。

中には少し背を向け鏡で前髪を直している子もチラホラ。

 

車内ではこんな会話が。

生徒A『あいつら、また何してんねん。ヒマか!』

生徒B『ほんまにーー。はよ自分の部活行けよなーーー』

生徒C『うわーーマジなんやねん、あいつら』

 

へぇーーー。なるほど。。。

そりゃテレるよね。

しかしここでおせっかいは黙っちゃあいません。

 

『みんなを応援したくて集まってくれてんちゃう〜!

めっちゃ嬉しいやん!あんなにもかわいい子たちばっかりにぃーーーー!!』

 

一同『は、は、はいぃぃ...』

 

わたし『今から車、出すから

みんな、ありがとう〜!!行ってきまーーす!!って言おうよね!!』

と言うと

一同『は....はぃ。。。』

 

車が動き出すと

キャーーーーッッと黄色い声援が!

芸能人やスポーツ選手の運転手ってこんな気持ちになるんでしょうか笑

 

女の子全員が満面の笑みで両手を大きく振りながら

一声『みんな、がんばってね!いってらっしゃいーーー!!』

男の子たちは

みんな

小さく手を振りながら小さくありがとうーとはにかみながら

彼女たちの声援に応えているのをルームミラー越しに見ました。

 

ちなみに主人の方の車は

運転手の自分が窓を全開にし

『みな、ありがとぉーー!いってきまーーすっ!』と大声でその声援に

身を乗り出し、誰よりも大手を振っていた...

 

女の子たちへ。

この場を借りてお詫びさせてください。

本当にごめんねーー涙

 

春なだけに

わたしも心がじんわり暖かくなり

ほんの一時の青春を味わうことができた一幕でした。

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