人生日記 la vita e bella

毎日のひきこもごもについて綴ります

教師への道。

教職を取得しようと思った動機は二つ。

まず1つ目は自立すること。

思い起こせば双子をお腹に宿した時

妊娠6ヶ月まで会社勤めしたのですが

あの頃には復職というシステムそのものが非常に少なかったと思います。

まずそんな選択肢がわたしには無かったのです。

『子を産む、育てることは社会から外れること』

これが世のスタンダードでその道を社会で活躍する女性を羨ましく思いながらも

その道を歩むことにしました。

子育てを第一優先に教室を運営してきましたが、徐々に生徒が増えてくれ、

今では子供たちのサポートしながら家事業、子育て業と教室業が

ちょうど良いボリュームだったりするのです。

 

教室の拡大活動は全くしていないので当然だけど、

子供を養うにはやはり主人がまだまだ必要な自分が情けないのです。

より安定した仕事を獲得するために

『英検準1級』だけでは当然力不足で、

教える仕事が好きなので、教職を取れば幅が広がるかも...

そう思ったから。

取得には制限60歳までらしいですがそれまではまだ10年以上はあるし

学校の先生にはなれなくても塾業界がある。

中高生に自分の経験を伝えながら支える英語教師になりたいのです。

この2022年4月から始まる大学生活4年間は努力して自身を磨く期間だと

そう思ってます。

そして2つ目は本当に学校の先生不足を実生活でも思うことが多いからです。

長女の学校の先生は体調不良で1年も休職されており、とても信頼のおける先生の上、

娘の大好きな先生でもあったので大変ショックでした。

次女の学校も先生がいないからという理由で自習、臨時で教師が配属されたと思ったら

自習ばかりされる教師と聞いたり、

息子の学校でも先生不足のため、

家庭科は自習、英語は学年間の先生がその学年のクラスそれぞれを分けてみながら

半分自習など

わたしの子供たちだけでなく、わたしの生徒さんやその周りだけでも

教育現場が崩れていることが明らかなのです。

わたしに教職さえあったら...

何度そう思ったことでしょう。

娘たちがお世話になった塾の数学の先生が、あれだけ学校の先生だけはゴメンだねと

申されてた先生が、この教師不足の現状と熱烈な誘いに負け、

中学校の先生になったと聞いた時、とても嬉しくなったと同時に

わたしも年齢こそは微妙であるけれど、なんとか社会の役に立ちたい、

教える仕事を確立したいとそう思いました。

現場は荒れて大変な部分は避けて通れないことは覚悟の上ですが

もっと自分自身を確立していきたいのです。