人生日記 la vita e bella

毎日のひきこもごもについて綴ります

ミモザがつなぐ縁。

庭のミモザ

やっと無事に満開を迎えた。

満開の季節になると必ずご近所さんが声をかけてくださる。

そのうちのお一人がその艶やかな姿を写真に撮っていました。

その方とは時々どこかで会う時にご挨拶する程度の中で

わたしの母と同い年くらいでしょうか。

 

わたしはそれが嬉しくて話しかけると

その方もとてもミモザが大好きなんだとか。

うちのミモザの前を通るたび

『この真っ黄色の小さなお花がとても元気を分けてくれるのよ。

毎年の楽しみでいいわね!いつも楽しみにしてるのよ。』

そう言ってくれ、いつも励まされました。

 

咲いてくれたことに胸を撫で下ろすのはこんなことがありました。

彼女と話したそれを最後にあれだけ元気に

毎年見事に咲き誇ってくれていたそのミモザ

突然みるみるうちに枯れてしまいました。

あまりにも急に果ててしまったことと、

あるべき姿がないその場所に非常に寂しさがあり

一体何を植えようか考えましたが

ミモザ以外は考えられませんでした。

コロナ禍で苗木もあまり見かけないようになってしまい

決して安くはなかったけれど

悲しい思いは散々、

健康な苗木には変えられないということから

オンラインショップで昨年の2021年に購入しました。

その時はガリガリで背丈だけひょろっと長い苗木だったのが

土と水遣りに気をつけ

半年でこのような姿になってくれました。

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そして昨日

次のレッスンまで一旦家に入ろうとした時

その方がミモザの横にいました。

朗らかに微笑みながら

『あの時お話した以来よね!今年は見事やね!

突然、何にもなくなっちゃったからミモザから

他のに変えることになったのかなと気になってたんよ。』

とそう打ち明けてくれました。

わたしはその理由を話すと納得してくれました。

『去年、苗木をよく見たら

ミモザだし、また挑戦しはるんやなと思ってたけど

余計なお世話だろうけど大丈夫なのかなって思ってたんよ。笑

けどみるみるうちに成長していく姿を見てて、

急に暖かくなったからご覧の通りよね!

本当に嬉しいわ!』

 

わたしは思わず彼女に

『そうしていつも見てくださっていたことと、

そうしてお話してくださることが何よりも本当に嬉しいです!』と

思わず心からの本音を言いました。

 

この黄色の花を見るたび

ウクライナの人のことが思い浮かび、

心がざわざわすることが多く、

なかなか平穏無事とは言い難い

今年の春ですが

昨日はこうしてこのミモザを通して

心が和む、人の優しさに触れることができました。

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